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中野区南台。内科、呼吸器内科、アレルギー科、小児科 多田町診療所です。

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〒164-0014 東京都中野区南台3-33-5

病気のご説明Common Diseases

高血圧

家庭用血圧計をお持ちの方は多いと思います。
高血圧の方の77%がお持ちとの調査があります(東北大学、2006年)。
診療所で測る血圧と、家庭での血圧の基準は異なります。診療所で測った場合、血圧が140〜159/90〜99以上を高血圧とします。家庭で測った場合は135以上が高血圧になりますが、あまり知られていないのが実情です。
高齢の方は、右腕と左腕での血圧の差が大きくなります。これは動脈の狭窄によるもので、一般的には右側が高めです。
また、血圧は心臓の高さで測るのが大事で、5cmの高さの差が血圧3.7の差になります。
測る時間は、朝は起床後1時間以内、朝食前、排尿後、服薬前が良いとされています。
手首式の血圧計は便利ですが、日本高血圧学会は上腕で測るものを推奨しています。

増えている大腸がん

大腸がんが増えています。年間9万人の方が大腸がんを発症しておられます(1998年、厚生労働省の推計)。 
便潜血検査の異常をきっかけに大腸がんが見つかった場合は、約7割が早期がんです。これに対して、症状があって(ご自分で気づいて)精密検査を受けた場合は、早期がんは3分の1に過ぎません。便潜血検査を受け、早期がんとして発見された方の半分以上が内視鏡治療で完了しておられます(東京大学消化器内科)。
下血、貧血、腹痛などの症状が出てから受診、精査された方は病期が進んでからの発見になり、開腹手術、抗がん剤など、負担の大きな治療になることが多くなります。
大腸がんを早期に発見し、治療を行うためには便潜血検査が有効です。簡単にできる検査です。ご高齢の方、女性で検診を受けられる方はまだまだ少ないのです。大腸がんの早期発見のために、年に一回は便潜血検査を受けられることが望まれます。

慢性腎臓病

現在、20歳以上の日本人の8人に一人(約1300万人)がCKD*(慢性腎臓病)と考えられています。腎臓の働きが少し悪い状態や、腎機能は悪くなくても蛋白尿が3ヶ月以上続くと慢性腎臓病(CKD)と診断されます。
むくみ(浮腫)や疲れやすさもなく、蛋白尿が続くだけの方を慢性腎臓病(CKD)と呼ぶのには理由があります。人工透析を受ける方の増加に歯止めがかからず、腎臓病の進行を予防することが求められているからです。新たに透析を始められる方が毎年3万6千人に及び、透析患者さんが年間約1万人も増えています。
蛋白尿があると腎臓の機能が低下しやすく、末期腎不全になりやすいのです。腎臓に病気が割合初期であっても、心臓病や血管の病気で死亡することが多いこともわかってきています。蛋白尿がある人は、腎臓の機能がそれほど低下していなくても、心血管系の病気になる率が、男性で1.4倍、女性で2.0倍になります(茨城県の住民を対象に10年間追跡調査医した研究)。
腎臓の病気の治療法は近年進歩していますので、早期に発見して悪化しないようにすることが大切です。検尿を行い、蛋白尿がないかどうかを調べるのは、腎臓病の予防だけでなく、心臓や血管の病気の予防にも役立ちます。
尿に蛋白が出ていなくても、腎臓に異常が始まっていることがあります。微量アルブミン測定により、尿に蛋白が出る以前の段階で、腎臓の異常を知ることができます。現在は糖尿病のある方にしか健康保険を使った検査が認められていませんが、予防医療の点からは高血圧のある方にも健康保険で検査を行い、透析や心臓病になる方を減らすことにつなげたほうが良いと思われます※。
*Chronic Kidney Disease
※日本内科学会雑誌(2008年5月)

慢性閉塞性肺疾患COPD

COPDとは肺への空気の出し入れが慢性的に悪くなり、セキやタンが毎日のように続いたり、息切れを感じる病気です。これまで「慢性気管支炎」「肺気腫」といわれていたものにあたります。
世界保健機関(WHO)の統計では、慢性閉塞性肺疾患(COPD)は世界の死亡原因の第4位にランクされ、今後さらに増えることが予想されています。
これまで日本でCOPDは少ないと考えられていましたが、2001年に大規模調査が行われ、日本にも約530万人のCOPDの方がおられることが推定されました。このうち実際に治療を受けておられるのは、わずか21万人に過ぎません。また、「風邪を良く引く」、「心臓が悪い」、「年のせい」と思われていることもあります。40歳以上の方の8.5%がCOPDと考えられています。
主な原因はタバコのため、タバコ病と言っても言い過ぎではありません。患者さんの90%以上は喫煙者か、昔喫煙者だった方です。喫煙者の周りの方も、タバコを吸っている方と同じかそれ以上に有害物質を吸い込むことになります。また、大気汚染や職業的なホコリ、化学物質も刺激になります。建築現場、化学工場、ペットショップなどで働いている方は注意が必要です。
*Chronic obstructive pulmonary disease

Tadamachi Clinic多田町診療所

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